弊社の漆喰は天然素材のみを原料にしているため、直接壁にくっつきません。
直接壁に塗れる漆喰には、接着剤が入っていることが多く、接着剤を入れると、
漆喰の優れた効果が失われてしまうことが、名古屋工業大学との共同研究で明らかになっています。
新築からリフォームまで、さまざまな壁に塗ることができます。
平ボード・ベベルボード・ビニルクロス・布クロス・紙クロス・石膏中塗り・モルタル中塗り・土壁・ベニヤ板、すべて施工可能です。
例えばビニルクロスのリフォームの場合、クロスが剥がれている箇所だけをカッターで切り取り、全体に下塗り材を塗って漆喰を施工します。
弊社では、クラックが入りにくい下地「MK下地シート」をおすすめしています。
クロスと同様の施工で、和紙クロスをでんぷん糊で貼り、割れの少ない一枚下地をつくります。
漆喰は静電気を帯びないためほこりを吸い寄せず、比較的汚れにくい素材です。
さらに漆喰には自浄作用があるため、染みなどは紫外線で分解します。
気になるところは、漂白剤を薄めたもので拭き取るか、スイッチ周りなどは消しゴムでこすれば汚れは取れます。
お客様ご自身で傷の部分に漆喰を塗って補修することができます。
完成後、補修用に漆喰をすこしお分けしています。
漆喰の施工は、ビニルクロスと比べて確かに費用がかかります。
しかし、ビニルクロス壁の部屋で、漆喰と同等の性能をもつ空気清浄器を使用した場合と比較をしてみると(グラフ参照)、漆喰はランニングコストがかからないため、長期的に見るととても経済的です。
-30畳リビングの場合-
養生・下塗り・下塗りの乾燥・上塗り・清掃で、最低2日程度かかります。
施工面積や壁の状況により、日数は変わります。
冬季は、室温が5度以下になると凍結による硬化不良や、表面の変色が起こる恐れがあります。
部屋を暖房器具であたためたり、外気の流入を防ぐ必要があります。