小原和紙漆喰は、補強材として小原和紙原料のコウゾを使った、
漆喰九一オリジナルの高機能な漆喰です。
コウゾの繊維の強靭さを活かし、漆喰も性能を向上させ、
ひび割れに強く、また吸水性にすぐれるため、
通常の漆喰より湿度調整機能がさらに高くなります。
素材表面は、和紙ならではのやわらかく温かな風合いが
他にはない美しい風情を描き出します。
近年、流通において麻袋の利用が減り、
古くなった麻袋を再利用して使う漆喰は原料が手に入りにくい状況にあります。
一方で、室町時代から続く豊田市の伝統工芸である小原和紙は
原料のコウゾや三叉などの栽培農家が減り、将来に不安の声が出ていました。
そこで、「漆喰に和紙用繊維を使ってみてはどうだろう」と思いつきました。
コウゾの消費を増やし、農家の栽培意欲を向上させることで、
小原の地域資源である和紙を活かし、
漆喰と和紙がお互いに持続可能性を高められるようになることが
私たちの目指すところです。
ウイルスと戦い共存してきた生活の知恵を現代でも
ウイルスと戦い共存してきた生活の知恵を現代でも
かつてヨーロッパでは、伝染病から命を守るため、
抗菌・抗ウイルス作用のある
『漆喰の壁』が使われてきました。
いま、世界中が未知のウイルスによる感染拡大で
不安な日々を過ごしています。
そこで、抗菌作用のある漆喰を生活に取り入れることは、
自分自身や家族を守ることに繋がります。
ヨーロッパの漆喰壁
日本の寺の漆喰壁
ヨーロッパの漆喰壁
日本の寺の漆喰壁
自然素材から成る漆喰の壁は、苦土石灰(ドロマイト)を原料に含み、
強アルカリ性であり、菌やウイルスを不活性化する効果があります。 ※1
さらに当社では、強い抗ウイルス作用を持つ「ホタテ貝殻焼成灰」という
素材を使っています。
「ホタテ貝殻焼成灰」は、水に溶かし反応させると、
鳥インフルエンザウイルスや、鶏伝染性気管支炎ウイルス(コロナウイルス)などの
感染性ウイルス数を1000分の1に減少させることも確認されています。※2
安全性の高い自然素材の漆喰を、人の集まる室内の天井、
壁などの建材として活用することで、
空間内でのウイルス汚染度を下げることが期待できます。
※1 大槻公一、山名英明らによる AVIAN PATHOLOGY 2007年掲載論文より
※2 京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターの研究
※外部環境の影響により数値が変わる場合があります。
快適な暮らし
抗菌・抗ウイルスに加え、
防火、消臭、調湿など…
漆喰は多方面から人々の暮らしを守る一つの手段として、
長く人々の生活に使われてきているのです。
漆喰の主原料である消石灰(水酸化カルシウム)は無機質で、
不燃性の成分であるため、燃えません。
和紙を素材に使っていても防火性が劣ることはありませんので、
ご安心ください。
また、万一の火災時も塩酸やベンゼンなど
有害物質が発生することはありません。
漆喰は、細かい穴が空いた多孔質という構造をしており、
素材はph13という強いアルカリ性です。
酸性タイプの嫌な臭いを吸収し、
強アルカリ性で中和することで防臭効果を発揮します。
外気や室内の状況に合わせて水分の吸収や
放出を繰り返す湿度調整機能が優れています。
湿度が高い夏場や梅雨時もお部屋の中は快適で、
カビやダニなどの発生を抑制します。
ランダム仕上げ
引きずり仕上げ
ラフ押さえ仕上げ
ランダム仕上げ
引きずり仕上げ
ラフ押さえ仕上げ
漆喰九一はSDGsの取り組みに賛同し、
小原和紙漆喰を通してからだに害のない、
安心して健康に生活できる家づくりのお手伝いをし、
持続可能な世界を目指すための貢献をしていきたいと考えています。
漆喰九一はSDGsの取り組みに賛同し、小原和紙漆喰を通してからだに害のない、
安心して健康に生活できる家づくりのお手伝いをし、
持続可能な世界を目指すための貢献をしていきたいと考えています。